鍼灸施術の特徴

医療機関などでは症状または病名で治療や薬の処方がきまります。接骨院なども腰痛だったら腰痛のお決まりのパターン治療をするのが殆どです。○○の歪がすべての原因なんて言っている所はパターン治療の典型です。人の体にすべての人がここが原因というものは存在するはずもありません。


このような病名治療やパターン治療は病名や部分的な症状を注視するため一方的な治療になってしまい根本的な解決にならないことが多いのです。東洋医学では「病人を診ずして病気を診るなかれ」という言葉があるように病気を診る前にまずその人自身の状態を知ることが大切であると説いています。


東洋医学では病名診断というものはなく、その人の状態を把握するための四診法(望・聞・問・切)というものがあります。その四診法から個々の体に合った施術法が決まります。ですから東洋医学は必然的に個人個人にあったオーダーメイド治療になるのです。

自律神経症状は、あらゆる症状を呈します。動悸・息切れ・めまい・不眠・不安感・頭痛・胃腸障害など数えあげたらきりがない程です。そして症状は一つに限らず複数あることが殆どです。

このような症状はいくら医療機関で検査しても、特別な異常が診つからない事が殆どです。異常がみつからない場合に自律神経失調症という診断名がつけられます。

診断はされたものの自律神経失調症の特効薬はないのが実状で、治療は対症療法による、不眠には導眠剤・不安感などには安定剤・頭痛には鎮痛剤など症状に対しての投薬治療が中心となり根本的な治療法はないのです。
 

もちろん投薬の治療で一時的に症状を抑えることも良いかもしれませんが、自律神経症状は部分的な症状ではなく身体全体の調整機能のバランスがみだれた状態ですので部分的な対症療法では改善が難しいのです。

一方、針灸治療は局所的な症状・全身的な調整の両面からアプローチできる自律神経症状に対し、非常に優秀な治療法なのです。
 

現在、投薬治療をされている方も「減薬したい」「薬をやめたい」「元の体にもどりたい」とお悩みの方は一度、当院で針灸治療を体験してみたら如何でしょうか？自律神経症状は一回の治療で治るものではありませんが、徐々に身体の調子が良くなることが実感できると思います。

当院では東洋医学と筋膜理論という二つの観点から、症状の根本を探し出します。一見、東洋医学と筋膜は全く別の様に感じるでしょう。


しかし東洋医学の経穴(つぼ)、経絡(気の流れる経路)と筋膜の異常によるトリガーポイント(筋筋膜の異常による圧痛点)、筋膜の経線(全身の筋膜の繋がり)は相関性が多いのです。

経穴(ツボ)≒トリガーポイント≒反応点・治療点⇒局部的な治療

経絡≒筋膜経線≒全身の繋がり≒エネルギーの伝達経路⇒全身的な調整
 

この様な関係は、局所の症状は全身に影響し、経路のエネルギー伝達の過不足もまた局所の症状を引き起こすと言うことです。特に慢性的に広がった症状は、局所と経路の両面からのアプローチが重要となるのです。

そして東洋医学と筋膜理論を融合させることで、局所的な痛みと、その症状の流れ(経路)を施術することにより根本的な改善を促します。

身体の調子が悪く医療機関を受診された方が良くこう言った話をされます。

「診察中に先生はパソコンばかり見ていて人の顔もみない」

「質問をしたら怒られた」

「質問に答えてくれない」

など嘘のような本当の話をよく耳にします。

痛みをお持ちの方は

「自分の状態を知ってもらいたい」

「疑問や不安に思うことに対して答えてもらいたい」
と思い診察に訪れている筈です。
 

しかし、これでは信頼関係は生まれず、人によっては不信感を抱いてしまう事になります。

もちろん当院では上記の様なことはありません。また皆様方にも話しやすい・相談しやすいとご好評いただいています。

疑問に思うこと、症状のこと、日常生活でのことなど何でも質問・ご相談ください！

もちろん、怒ることはありません。